「履歴書の書き方が分からない」「これで合っているか不安…」 就職・転職活動において、履歴書はあなたを企業にアピールするための最初の、そして非常に重要なツールです。しかし、いざ書こうとすると、細かいルールや書き方に戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SEOコンサルタントの視点から、採用担当者の目に留まり、かつ正確な履歴書を作成するための「書き方の完全ガイド」をお届けします。
基本情報の書き方から、学歴・職歴、自己PR、志望動機といった重要項目、さらには意外と知らない注意点まで、見本やテンプレート例を交えながら、誰にでも分かりやすく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、あなたは自信を持って履歴書を作成し、次のステップへ進むことができるでしょう。

履歴書を書く前の準備:基本を押さえよう
まず、履歴書を書き始める前に、いくつか知っておきたい基本事項と準備するものがあります。
履歴書とは?目的を理解する
履歴書は、あなたの氏名、年齢、住所、学歴、職歴といった基本的なプロフィールを、採用担当者に正確に伝えるための「公的な書類」です。自己紹介の第一歩であり、あなたが募集しているポジションに適した人材であるかを判断する最初の材料となります。
【ポイント】
正確性が命: 誤字脱字、情報の不備は絶対に避けましょう。
誰が読むかを意識: 採用担当者が読みやすいように、丁寧な字、分かりやすい表現を心がけます。
履歴書のサイズと種類
履歴書には主にA4サイズ(A3二つ折り)とB5サイズ(B4二つ折り)があります。企業からの指定がなければ、どちらを選んでも問題ありませんが、一般的にはA4サイズが主流です。職務経歴書もA4で作成することが多いため、サイズを揃えると管理しやすくなります。
履歴書のフォーマットもいくつか種類があります。
- JIS規格履歴書: 最も標準的で、アルバイトから転職まで幅広く使えます。迷ったらこれを選べば間違いありません。
- 経歴を強調できる履歴書: 職務経歴欄が大きいタイプ。転職者向け。
- 自己PRを強調できる履歴書: 自己PRや志望動機の欄が大きいタイプ。新卒やアピールしたい経験が多い人向け。
- 厚生労働省履歴書様式例: 厚生労働省が推奨している様式。性別欄が任意、通勤時間や扶養家族欄などがないのが特徴です。
【ポイント】
応募する企業や自身の状況に合わせて、最適なフォーマットを選びましょう。市販されているものや、Webサイトからダウンロードできるテンプレートを活用するのが便利です。
手書き?パソコン作成?
以前は手書きが主流でしたが、現在はパソコンでの作成が一般的です。特に指定がない限り、どちらでも問題ありません。
- 手書きのメリット: 丁寧さや人柄が伝わりやすいとされることも。字に自信がある場合や、温かみを伝えたい場合に有効。
- パソコン作成のメリット: 修正が容易、読みやすい、効率的に作成できる、データを使い回せる。外資系企業やIT企業ではPC作成が好まれる傾向。
【ポイント】
企業から指定がある場合はそれに従います。指定がなければ、読みやすさや効率を考えてパソコン作成をおすすめします。手書きの場合は黒のボールペン(消せるタイプはNG)を使用し、丁寧に楷書で書きましょう。
準備するものリスト
- 履歴書用紙 or テンプレートデータ: 上記を参考に選びましょう。
- 証明写真: 3ヶ月以内に撮影したもの。清潔感のある服装で、まっすぐ前を向いたもの。サイズ指定がある場合が多い(例:縦40mm×横30mm)。
- 筆記用具(手書きの場合): 黒のボールペンまたは万年筆(インクがにじまないもの)。
- 印鑑(必要な場合): 押印欄がある履歴書の場合。シャチハタは不可。※近年は押印不要の履歴書も増えています。 封筒(郵送の場合): 白色のA4サイズが入る角形2号(角2)が一般的。
- クリアファイル(郵送・持参の場合): 書類が汚れたり折れたりするのを防ぐため。
- 自身の情報: 学歴・職歴の年月、資格の正式名称・取得年月日などを正確に記載できるよう、卒業証書や資格証明書などを確認しておくとスムーズです。
【項目別】履歴書の書き方:見本と共に徹底解説
ここからは、履歴書の各項目について、具体的な書き方と注意点を見本を交えながら解説します。
日付
記載する日付: 提出日(郵送なら投函日、持参なら持参日、メールなら送信日)を記入します。
年号: 和暦(令和、平成など)か西暦(202X年など)か、履歴書全体で統一します。企業からの指定がなければどちらでも構いませんが、外資系などでは西暦が好まれることもあります。
【見本】令和6年4月19日 or 2024年4月19日
氏名・ふりがな・年齢
- 氏名: 戸籍上の氏名を、姓と名の間を少し空けて読みやすく記入します。
- ふりがな: 履歴書の表記に合わせて「ふりがな」なら平仮名、「フリガナ」ならカタカナで、姓と名の上に記入します。
- 年齢:提出日時点での満年齢を記入します。
【見本】
ふりがな やまだ たろう
氏 名 山田 太郎
満 30 歳 (令和6年4月19日現在)
印鑑
- 押印欄がある場合のみ押印します。かすれたり、曲がったりしないよう、まっすぐ丁寧に押しましょう。シャチハタは不可、朱肉を使う印鑑を使用します。
- 押印欄がない履歴書では不要です。
証明写真
- サイズ: 指定サイズ(多くは縦40mm×横30mm)を守ります。
- 撮影時期: 3ヶ月以内に撮影したもの。
- 服装・髪型: スーツなど清潔感のある服装で、髪型も整え、表情は自然な笑顔が良いでしょう。
- 貼り付け: まっすぐ丁寧に貼り付けます。万が一剥がれた場合に備え
- 写真の裏には氏名を記入しておきましょう。
- その他: スナップ写真の切り抜きや、加工された写真はNGです。
【ポイント】
写真は第一印象を左右する重要な要素です。写真館やスピード写真機で、履歴書用に撮影することをおすすめします。
現住所・連絡先
- 現住所: 都道府県から、アパート・マンション名、部屋番号まで省略せずに正確に記入します。ふりがなも忘れずに。
- 連絡先: 現住所以外の連絡先(帰省先など)を希望する場合のみ記入します。現住所と同じ場合は「同上」と記入します。
- 電話番号: 自宅の固定電話か携帯電話番号、または両方を記入します。日中連絡がつきやすい番号を記載しましょう。
- メールアドレス: 確実に受信・確認できる、個人的なメールアドレスを記入します。ビジネスシーンにふさわしいシンプルなアドレス(氏名などを使ったもの)が望ましいです。携帯キャリアのメールアドレスは、PCからのメールが受信できない設定になっている場合があるので避けるのが無難です。
【見本】
ふりがな とうきょうとしぶやくしぶや
現住所 東京都渋谷区渋谷〇〇-〇-〇 渋谷マンション 101号室
ふりがな どうじょう
連絡先 同上
電話番号 090-xxxx-xxxx
Email yamada.taro@email.com
学歴
- 1行目中央に「学歴」と記入します。
- 中学校卒業から書くのが一般的ですが、義務教育を小学校卒業から書いても間違いではありません。高校入学からでも可とする考え方もありますが、迷ったら中学卒業から書きましょう。
- 学校名は正式名称で記入します(例:「高校」ではなく「高等学校」)。
- 学部、学科、専攻なども省略せずに記入します。 「卒業」「修了」など、状況に合わせて正確に記入します。在学中の場合は「卒業見込み」とします。
【見本】
学歴
平成〇〇年 3月 渋谷区立〇〇中学校 卒業
平成〇〇年 4月 東京都立〇〇高等学校 普通科 入学
平成〇〇年 3月 東京都立〇〇高等学校 普通科 卒業
平成〇〇年 4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
令和〇〇年 3月 〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業
職歴
- 学歴の下に1行空けて、中央に「職歴」と記入します。
- 原則としてすべての入退社歴を時系列で記入します。アルバイト歴は、応募職種に関連する場合やアピールしたい経験がある場合に記入しますが、基本的には正社員・契約社員などの職歴を優先します。
- 会社名は正式名称で記入します(例:「(株)」ではなく「株式会社」)。 部署名や簡単な業務内容を添えると、経歴が分かりやすくなります(職務経歴書で詳述するため、ここでは簡潔に)。
- 退職理由は「一身上の都合により退職」が一般的ですが、会社都合の場合は「会社都合により退職」とします。倒産の場合は「会社倒産により退職」など具体的に書いても構いません。
- 現在在職中の場合は、「現在に至る」または「在職中」と記入します。 最後の行に右寄せで「以上」と記入します。
【見本】
職歴
平成〇〇年 4月 株式会社〇〇商事 入社 営業部配属
(主に法人向け新規開拓営業に従事)
令和〇〇年 3月 一身上の都合により退職
令和〇〇年 4月 △△株式会社 入社 企画開発部配属
(新商品企画・マーケティング業務を担当)
現在に至る
以上
免許・資格
- 取得年月順に、正式名称で記入します。
- 応募職種に関連する免許・資格を優先的に書きます。
- 取得に向けて勉強中のものがあれば、「〇〇資格取得に向けて勉強中」と記入しても良いでしょう。
- 特に記載する免許・資格がない場合は「特になし」と記入します。
【見本】
免許・資格
平成〇〇年 〇月 普通自動車第一種運転免許 取得
平成〇〇年 〇月 実用英語技能検定 2級 合格
令和〇〇年 〇月 TOEIC公開テスト 750点 取得
令和〇〇年 〇月 日商簿記検定 2級 合格
志望動機
- なぜこの会社・この職種を選んだのかを具体的に記述します。
- 自身の経験やスキルと、応募企業の求める人物像や事業内容を結びつけて説明します。
- 企業のウェブサイトや求人情報をよく読み込み、その企業ならではの魅力に触れると、熱意が伝わりやすくなります。
- 使い回しではなく、応募企業ごとに内容を調整することが重要です。
【ポイント】
「貴社の〇〇という理念に共感し…」「これまでの〇〇の経験を活かし、貴社の〇〇事業に貢献したいと考え…」など、具体的な言葉で意欲を示しましょう。例文集も参考にしつつ、自分の言葉で書くことが大切です。
自己PR
- 自身の強みやスキル、経験を、具体的なエピソードを交えてアピールします。
- 応募職種でどのように活かせるか、貢献できるかを明確に示します。
- 志望動機と内容が重複しすぎないように注意し、異なる側面からアピールできると良いでしょう。
【ポイント】
PREP法(結論→理由→具体例→結論)を意識すると、論理的で分かりやすい文章になります。「私の強みは〇〇です。なぜなら~(理由)。前職では~(具体例)。この強みを活かして貴社に貢献したいです。」といった構成です。
本人希望記入欄
- 原則として「貴社規定に従います。」と記入するのが一般的です。
- 給与や勤務地、勤務時間など、どうしても譲れない条件がある場合のみ具体的に記入します。ただし、条件を書きすぎると、採用のハードルを上げてしまう可能性もあるため慎重に。
- 希望職種が複数ある場合などは、ここに記載します。
【見本】
本人希望記入欄
貴社規定に従います。
(もし条件がある場合)
勤務地について、〇〇(地名)での勤務を希望いたします。
通勤時間・扶養家族など
- 通勤時間: 自宅から勤務地までの**最短の所要時間(片道)を5分単位で記入します。乗り換え時間も含めます。
- 扶養家族数: 税法上の扶養家族の人数を記入します(配偶者を除く)。
- 配偶者: 配偶者の有無を記入します。
- 配偶者の扶養義務: 配偶者を扶養しているかどうかを記入します。
【ポイント】
これらの情報は、給与計算や福利厚生の手続きに必要な場合があります。正確に記入しましょう。不明な場合は、事前に調べておくか、空欄にして面接時に確認する旨を伝えることも可能です。
履歴書作成時の注意点:ミスを防ぐチェックリスト
完璧な履歴書を目指すために、作成後に必ずチェックしたいポイントをまとめました。
- 誤字・脱字はないか?: 声に出して読んでみるのも効果的です。
- 日付は正しいか?(提出日になっているか)
- 年号は和暦か西暦で統一されているか?
- ふりがなは正しく振られているか?(ひらがな/カタカナ)
- 学校名・会社名・資格名は正式名称か?
- 入学・卒業・入社・退職年月は正確か?
- 写真はまっすぐ、きれいに貼られているか?(裏面に氏名記入)
- 空欄はないか?(書くことがない場合は「特になし」)
- 修正液や修正テープを使用していないか?(手書きの場合、基本は書き直し)
- 全体的に丁寧な字・読みやすいレイアウトか?
- 志望動機や自己PRは、応募企業に合わせて書かれているか?
- コピーした履歴書ではないか?(原本を提出)
履歴書テンプレートの活用
一から作成するのが大変な場合は、テンプレートを活用しましょう。
入手方法
- 文具店やコンビニ、100円ショップなどで購入する。
- インターネット上の転職サイトやテンプレート配布サイトから無料でダウンロードする(Word、Excel、PDF形式など)。
選び方のポイント
- 自身の状況(新卒、転職など)やアピールしたい点に合わせて、最適なフォーマットを選ぶ(JIS規格、自己PR重視型など)。
- ダウンロードする場合は、信頼できるサイトから入手しましょう。
【注意】
テンプレートを使用する場合でも、内容は必ず自分の言葉で、正確に記入することが重要です。
まとめ
履歴書は、あなたの第一印象を決める大切な書類です。この記事で解説したポイントを押さえ、一つ一つの項目を丁寧に、そして正確に記入することで、採用担当者にあなたの魅力や熱意をしっかりと伝えることができます。
履歴書作成で重要なのは、「正確性」と「読みやすさ」、そして「熱意」です。
見本やテンプレートも参考にしながら、あなただけの、自信のこもった履歴書を作成してください。この記事が、あなたの就職・転職活動の一助となれば幸いです。頑張ってください!












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